日米交歓ディベート '98米国ツアー

日本代表ディベーター決定


JDA日米交歓ディベート委員会

委員長   矢野 善郎

 

1998年度の日米交歓ディベート米国ツアーの日本代表を選ぶ選考会が,12月27日,上智大学で開かれました。その結果,次の二名を代表ディベーターとして米国に送ることを決定しました。

 

小笠原 由佳さん (東京大学 4年)

林田 佳子さん  (慶応大学 3年) 

 

 

今回の選考会には,九州・関西からも含め,例年になく多数の応募がありました。審査には,松本茂先生,臼井直人氏,瀬能和彦氏,そして矢野の四名のJDA理事があたりました。

応募者の皆様には各自,課題となるディベート・トピックの第一立論を事前に用意してもらい,当日はそれを発表してもらうとともに,英語での質疑応答に応じてもらいました。そこでの質問は,長期のツアーで要求される様々な資質を試すために多岐にわたり,応募者の方は難儀したと思います。(中には意地悪な質問や唐突な質問などがかなり含まれましたが,これは資質の中でも重要なフレクシビリティなどを試すためにあえてなされたもので,審査員の性格が悪いからではありません,念のため。)

応募者の皆様それぞれに個性的なスピーチを披露し,応答にも各自のそれぞれに異なった長所が表れていたので,審査には大変苦労いたしました。今回はかなりレベルの高い争いになり,しかも応募者の多くがaudienceadaptationにすぐれていたので,長時間にわたった選考会も,全く退屈することがありませんでした。

色々な面を考慮した結果,英語力とフレクシビリティ,そして健全なディベート能力に大変たけた,小笠原さんと林田さんが選ばれました。

彼女たち代表の二人は,2月から3月にかけて全米の20近くの大学を回り,各地で多くの聴衆を前にディベートをするともに,大学の授業や討論などに参加することになります。

ぜひとも全米各地でセンセーションを巻き起こしてください。またディベートに関してだけでなく,多くのことを学び,多くの人と出会い,そして何よりも,楽しんで帰ってきてください。

 

最後に,今回の選考会に応募してくださり準備に力を傾けて下さった参加者の皆様,ありがとうございました,そしてお疲れさまでした。残念ながら今回選ばれなかった応募者の皆様にも,この選考会が何らかの意味でお役に立ったことを願ってやみません。

そして審査にあたった理事の方々,ツアーの宣伝に協力してくださった多くの皆様,本当にどうもありがとうございました。お蔭様で,大変盛況な選考会が開け,非常に強力なペアを選ぶことが出来たと自負しております。今後も日米交歓ディベートへの変わらぬ支援をよろしくお願いします。

 

 



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