第1回JDA秋期ディベート大会


 

ディベートは、実践することによりのみ体得できるものですから、ディベート能力を向上させるためにはきちんとした論題とジャッジがいる大会に参加するのが一番です。

JDAでは、ディベート能力を高めるのに適切な、年2回策定するJDA推薦論題と初心者用論題を使用し、米国のコミュニケーション学大学院の修士号、もしくは博士号を取得した大学教員を中心に、きちんとしたディベート教育のための専門知識を身につけた、経験豊富なジャッジをそろえ、皆様のお越しをお待ちしております。

 なお、「そうはいっても、いきなり大会には・・・」という方は、是非JDAディベートセミナーにご参加下さい。立論の作成の仕方、実際の試合の展開等を、練習試合を通じて学んでいただけるセミナーです。

 また、本大会は、従来主に英語で行われていたアカデミック・ディベートを母語(日本語)で行うことにより、参加者の方がより正確なアーギュメンテーションの理解、構築を行えるハイレベルな大会の機会も提供するという目的もあわせ持っています。

 参加はできなくても、見学、レセプションのみでも是非お越し下さい。本格的なディベートを堪能できるまたとないチャンスとなるでしょう。


第1回JDA秋期ディベート大会

実施要綱


 

  1. 目的:日本ディベート協会(JDA)による、アカデミック・ディベート普及活動の一環として、様々な層の方が参加・交流できるような大会の実現。また、従来主に英語で行われていたアカデミック・ディベートを母語(日本語)で行うことにより、参加者の方がより正確なアーギュメンテーションの理解、構築を行える大会を目指します。

  2. 主催:日本ディベート協会(JDA)

  3. 後援:バベル翻訳・外語学院

  4. 開催日時:1998年9月13日(日)午前9時集合予定

  5. 開催場所:千代田区麹町2-2-4 バベル・ビル

    (地下鉄半蔵門線半蔵門駅3番出口より徒歩1分、地下鉄有楽町麹町駅1番出口より徒歩5分)日本興業銀行の向かいの新宿通りに面した緑のビル

  6. 参加資格:特に制限は設けません。ただし、後述の通り、二部門制を採用しているので、どちらの部門に参加するかは慎重にご検討の上決定してください。また、組織、団体の枠を超えたチーム構成も可とします(例:高校生と社会人、または、ある大学の学生と別の大学の学生、等)。

  7. 参加費:JDA会員(個人会員に限る)、バベル受講生、修了生、BUCメンバーは、1チームにつき4,500円。
        その他は1チームにつき5,500円
        見学は無料

  8. 内容:A部門とB部門の二部門制を採用し、異なる論題、ルールを使用します。


     

    A部門:

    論題:

    「日本政府は、個人に課される直接税の累進性を大幅に緩和すべきである。」

    (日本ディベート協会推薦論題(1998年度後期))

    フォーマット:以下のフォーマットを用います。(注:多少変更の可能性があります。)

      肯定側第一立論   6分

      否定側質疑     3分

      否定側第一立論   6分

      肯定側質疑     3分

      肯定側第二立論   6分

      否定側質疑     3分

      否定側第二立論   6分

      肯定側質疑     3分

      否定側第一反駁   4分

      肯定側第一反駁   4分

      否定側第二反駁   4分

      肯定側第二反駁   4分

      準備時間:各チーム8分(自チームのスピーチ及び質疑の前に自由に使用できます)

       

    1. チーム構成:2人以上、最大4名までチームとして登録可能です。ただし、一つの試合に参加できるのは2名までとし、残りの方との試合中の相談等は不可とします。大会を通してスピーチを行わない者があってはなりません。また、一試合につき、各参加者は、一つの立論、一つの反駁をそれぞれ受け持っていただきます。その際、連続する二つのスピーチを一人の方が担当することを禁止します。

    2. 資料の引用に関して:資料を引用する際には、本文を読み上げる前に、以下の様に出典を述べることとします。
      ・本の場合──著者名、著者の肩書き、本のタイトル、発行年、ページ数・雑誌の場合──著者名、著者の肩書き(著者に関しては、著者名が分かっているときのみ)、雑誌のタイトル、発行日、ページ数
      ・新聞の場合──著者名、著者の肩書き(著者に関しては、記名記事の場合のみ)、新聞名、発行日、ページ数
      ※資料の出典を述べる際に、著者名等の順序は問いません。
      資料を引用する際には、内容を一字一句変更してはなりません。ただし、途中を略す必要のある場合は、「中略」などと言うことにより、途中が略されていることを明示すれば構いません。その場合、著者の意図が変わらないように注意してください。また、引用部分の終わりを「引用終了」などと言って、引用部分が終了したことが審査員に分かるようにしてください。
      必要があれば、反駁においても新しい証拠資料を提出しても構いません。しかし、反駁では立論で提示された議論に関して論を深めることとし、それまでのスピーチで触れられた点と全く関係のない議論は提示できません。

    3. 予選:2試合行います。そのうち1試合は肯定側、1試合は否定側を担当していただきます。

    4. 決勝:予選の結果、勝ち星と得点が上位(勝ち星を優先し、勝ち星が同数であった場合、得点で判断することとします)の2チームで決勝戦を行います。決勝戦の勝者を優勝とします。


     

    B部門:

    論題:

    「日本は、積極的安楽死を法的に認めるべきである。」

    (第3回全国高校ディベート選手権論題)

    フォーマット:以下のフォーマットを用います。(注:多少変更の可能性があります。)

      肯定側立論    6分  

      否定側質疑    3分

      準備時間     2分 

      否定側立論    6分

      肯定側質疑    3分

      否定側第一反駁  4分

      準備時間     3分

      肯定側第一反駁  5分

      準備時間     3分

      否定側第二反駁 4分

      準備時間     2分

      肯定側第二反駁  3分

      計       44分

    1. チーム構成:2人以上、最大4名までチームとして登録可能です。ただし、一つの試合で話すことができるのは3名までとし、質疑のみの参加は認めません(ただし、その試合でスピーチを行わない人との試合中の相談も可とします)。大会を通して、一度もスピーチをしない者があってはなりません。また、同一人物が、自チームの二つ以上の連続するスピーチを行うことはできません(例:肯定側立論と第一反駁は同一人物が行うことはできない、否定側第一反駁と第二反駁は同一人物が行うことはできない、等)。
    2. 質疑に関しては、否定側質疑は否定側第一反駁者が、肯定側質疑は肯定側立論者が行うものとします。応答は直前の立論を行った者が行うものとします。

      大会主催者としては、以下の参加形態を推奨します。
      ・2人チームの場合── 一人が肯定側立論・肯定側第二反駁、否定側第一反駁を、もう一人が残りのスピーチを担当する。
      ・3人チームの場合── 3人が、立論および二つの反駁スピーチのいずれか一つずつをそれぞれ受け持ち、肯定側、否定側の2試合とも全員がスピーチを行うようにする。
      ・4人チームの場合── チームのうち、2人が肯定側、残り2人が否定側を担当し、2人チームの場合と同様にスピーチ分担を行う。
    3. 証拠資料の引用に関して:A部門と同様とします。A部門のルールをご参照ください。
    4. 第一反駁の役割分担について
      否定側第一反駁では、否定側立論で提出されていない議論も提出可能とします。ただし、命題性(Topicality)、カウンタープラン(Counterplan)の議論は、否定側第一反駁では提出できません。

      大会主催者としては、以下の議論展開方法を推奨します。

      ・否定側立論においては、肯定側プランに対するデメリット、カウンタープラン等の独立した議論を展開し、時間が余った場合は肯定側ケースに対する攻撃の一部を分担する。

      ・否定側第一反駁においては、肯定側ケースに対する攻撃を主に展開する。

    5. 予選、決勝:A部門と同様とします。

     

  9. タイムスケジュール

  10. 9時00分  受付開始、開場

    9時30分  受付終了(時間厳守)

    9時50分  開会式

    10時10分 第1試合

    11時30分 昼食

    12時15分 第2試合

    13時45分 B部門予選結果発表

    14時00分 B部門決勝

    15時00分 A部門予選結果発表

    15時15分 B部門決勝結果発表、講評

    15時45分 A部門決勝

    17時15分 A部門決勝結果発表、講評

    17時45分 表彰式

    18時00分 閉会

     

    18時30分 レセプション

    19時45分 レセプション終了


    応募方法:

    @大会参加費 1チームにつき、4,500円(JDA会員、バベル受講生・修了生、BUCメンバー)又は5,500円(その他)

    を以下の郵便口座にお振り込みください。

    加入者名:日本ディベート協会

    口座番号:00160-5-154129

    ※振り込みの際、振込取り扱い票の通信欄に「ディベート大会参加費」と明記してください。

    A参加申込書に必要事項をご記入の上、

    jda@kt.rim.or.jp(日本ディベート協会)あて、E-mailでお申し込み下さい。

     

    応募締め切り:1997年8月末日(必着)

    ※なお、どちらの部門も、参加希望多数の場合は抽選により参加者を決定させていただきます。その際、同一団体から複数の参加チームがあるところより順に抽選の対象とさせていただきます。抽選により参加不可となった場合、参加費は全額お返しいたします。ご了承ください。

    ヘルパーのお願い:関東地区よりご出場の方は、一チームにつき一名、ヘルパーをご同伴ください。ディベートの経験は問いません。ヘルパーの方には、スピーチ時間計測、試合の司会進行役等をやっていただく予定です。

    サプリメントについて:当日の参加チーム数が奇数になってしまった場合のため、サプリメント(補欠)チームを設定させていただくことがあります。サプリメントのチームは、当日の参加チーム数が偶数であれば通常通りの出場となりますが、奇数となってしまった場合は、出場を辞退していただくことになります。サプリメントは、同一団体から複数の参加チームがあるところより抽選により決定させていただきます。ご了承ください。また、サプリメントとなったチームに関しては、大会参加費は無料とさせていただきます。

     


     切り取り 

    第一回JDA秋期ディベート大会 参加申込書

    (コピーしてご使用ください。二チーム以上参加される場合は、代表者の欄は最初の一枚だけお書きくだされば結構です。)

    チーム名:               参加部門(どちらかに○):  A部門  B部門

    代表者氏名:

    代表者連絡先:住所 〒                  E-mail*

                       電話          携帯*

    所属団体名                          

    参加者1:氏名             電話          E-mail*

         住所 〒

    参加者2:氏名             電話          E-mail*

         住所 〒

    参加者3※:氏名            電話          E-mail*

         住所 〒

    参加者4※:氏名            電話          E-mail*

         住所 〒

    * 携帯番号、E-mailアドレスは、お持ちの方のみで結構です。 
    ※参加者3、4は、いない場合は記入しなくて結構です。

     

    ヘルパー:氏名             電話          E-mail

    (ヘルパーは、関東地区より参加の方は、1チームにつき1名必ずお出しください。何らかの事情で出せない場合は、必ず理由を明記してください。


    ご意見、ご質問等は、下記までご連絡ください。

    電話/FAXの場合

    03−3485−4958(直通) 東海大学教育研究所 松本研究室内 JDA事務局

     

    E-mailの場合:jda@kt.rim.or.jp

    日本ディベート協会 大会担当 安井 省侍郎(やすい しょうじろう)

     

    以上

     



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