主催:日本ディベート協会(JDA)
日時:1999年9月5日(日)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
参加:A部門14チーム、B部門16チーム
形式:予選3試合、上位2チームによる決勝
観衆:140人(参加者含む)
結果:
A部門
優 勝 :Checkmates (JBDF) 渡辺 徹、綾部 功
準優勝 :3人4脚チーム(キヤノン・筑波大学)安藤温敏、友末優子
B部門
優 勝 :創価雄弁会E(創価雄弁会) 小田めぐみ、岡野茉耶、久保健治
準優勝 :船木財閥(無所属) 船木 大、本村 亮、中村
最優秀ディベーター賞
A部門:渡辺 徹(checkmates)
B部門:岡野茉耶(創価雄弁会E)
予選結果
A部門 (注:創価大学DNの順位が、当日発表の際、誤っておりました。お詫びします。)
順位 | | | |
1 | 3人4脚チーム(キヤノン・筑波大学) | 3 | 522 |
2 | Checkmates(JBDF) | 3 | 475 |
3 | ReStart(岐阜県岐阜市) | 2 | 440 |
4 | 創価大学DebateNetwork A(創価大学DN) | 2 | 403 |
5 | 神田外語大学BDC-B(神田外語大学BDC) | 2 | 380 |
6 | KDS-A(慶應義塾討論会) | 2 | 376 |
7 | 神田外語大学BDC-D(神田外語大学BDC) | 2 | 367 |
B部門
順位 チーム名(所属) 勝数 点数 1 船木財閥(無所属)
3
329
2 創価雄弁会E (創価雄弁会)
3
308
3 KATSUO-KUN(女子聖学院)
2
320
4 SAZAE-SAN(女子聖学院)
2
315
5 創価雄弁会D(創価雄弁会)
2
293
6 WAKAME-CHAN(女子聖学院)
2
292
7 よせあつめ (無所属)
2
282
8 創価雄弁会C(創価雄弁会)
2
250
本年度は、昨年6チームだったA部門が14チームの参加となるなど、昨年度を大きく上回る参加がありました。そのため、教室数が足りず、大教室で2試を同時実施せざるを得なくなったこと、予選を3試合実施したため、タイムスケジュールが非常に厳しくなり、昼食時間も十分にとれなかったなど、運営上、特にB部門には大変ご迷惑をおかけしました。あらためてお詫び申し上げます。
当日は、幸いに大きな支障もなく、多少の遅れは出ましたが、使用時間内に大会を終了することが出来ました。ジャッジ、スタッフ、ヘルパーの方々に厚く御礼申し上げます。
さて、大会内容ですが、アンケートをみると、決勝戦、特にA部門決勝戦が大変レベルが高くて勉強になった、3試合に参加できて勉強になった、見学だけでも勉強になったなど、肯定的な意見が圧倒的に多かったです。
また、決勝で実施した聴衆による投票(4人のジャッジと、聴衆投票全体による1票による変則5人制ジャッジ)を取り入れたことで、ディベーターも聴衆を意識し、聴衆も試合に集中できてよかったようです。アンケートでも講評でした。
大会運営については、スケジュールがきつかった、昼食がとれないなどの意見、2試合同時実施がいやだった等の意見がたくさんありました。
その他の意見としては、ジャッジが英語の専門用語を使いすぎ、理解できなかったという意見が、予選、決勝を通じて多くみられました。
大会運営については、参加チームが14,16チームという多数になってくると、大会の公正さを維持する観点から、また、試合数が多い方が練習になるということから、予選を3試合実施することは避けられないと考えています。このため、タイムスケジュールが厳しくなるのはある程度やむを得ないのですが、大会終了時刻をのばす等により、多少の改善の余地はあると思います。(のばすと困る人もいますので、難しいですが)
ジャッジが英語を使うという点については、そもそもディベートの用語の多くに日本語の定訳がないこととや、専門用語を詳しく説明する時間が無かったこともあったと思いますので、ジャッジだけを責めるのは酷だと思いますが、日本語でわかりやすく説明しようと思えば可能であるので、ジャッジとして、もっと配慮すべきであったと思います。
今後は、日本語ディベートのジャッジ経験が浅い方に対しては、大会運営側から、専門用語の使用について、十分に注意喚起を行いたいと思います。
さて、私個人の感想ですが、予選はみてないのですが、決勝戦をみる限り、ディベーターと観衆の一体感がすごくあり、わかりやすく、非常に良かったと思います。大会が終了しても、会場や廊下で興奮気味に意見交換をしたり、他チームとの意見交換をしたり、参加者全体の一体感がとてもあり、こんなことならレセプションでもセットするんだった、と後悔したほどでした。
来年の大会、その前に春の大会がありますが、この熱気が持続し、より一層の参加者がたくさん集まることを期待しています。
安井省侍郎@JDA理事