2002年度前期推薦論題決定のお知らせ



Jみなさん、こんにちは。JDA論題検討委員会の瀬能です。

昨日、1月30日、開票の結果、2002年春期推薦論題が以下のように決定いたしましたので、先に ML 上にて発表させて頂きます。JDA 会員の皆様には、後ほど郵送にて決定を知らせるお手紙を送らせて頂きます。

投票の結果、第3案の「国籍」に関する論題が最大得票数を獲得し、春期推薦論題に選ばれました。

春期推薦論題

日本国政府は、日本国籍の取得条件を大幅に緩和すべきである。


尚、当日、NAFAを始め、ESS諸団体に参加頂き、JDA論題検討委員会と協議の上、春期の推薦英語論題を下記のように作成致しましたので、加えてご報告致します。

Resoloved:That the Japanese government should significantly mitigate the requirements for acquiring Japanese nationality.


論題の背景

現在日本には、「定住者」や「永住者」と呼ばれる多くの外国人が生活しています。これらの人々は日本国籍を所有していないため、様々な部分で生活に規制がかかっています。多くの在日外国人は日本国籍取得を望んでいますが、現在の国籍法による国籍取得条件は精神面や生活態度、能力などの細かい審査を必要としているために、なかなか国籍を取得できない場合も多々あります。ますます増えていく在日外国人が日本の社会でどう生きていくべきか、そもそも「国籍」とはどうあるべきなのかを問い、「内なる国際化」をどう捉えていくか、という事を考えるのに良い論題でしょう。
国籍取得条件の緩和により,新たな日本国籍の取得者が増え、「日本人」の範囲が拡大します。肯定側は、「日本人」の範囲が拡大することでえられる,現在の在日外国人に対する様々な権利侵害が解消されることや,日本の内部での国際化、等の観点から議論をする事が出来ると思います。否定側は、逆に「日本人」の範囲が広がることからの不利益(いわゆる「移民」問題など)、また「国籍」・「帰化」そのものの是非を問う議論も出来ると思います。

投票されたJDA会員の皆様、ありがとうございました。

またリサーチに協力頂いた各団体、有志の方々、どうもありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

JDA論題検討委員会


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