2003年度後期推薦論題決定のお知らせ |
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JDA会員の皆さま 日本ディベート協会(J.D.A.)論題検討委員会は,学生・社会人有志の皆さまの立ち会いの下,7月26日に会員投票を集計し,文言について検討を加えた結果,以下のように推薦論題を決定いたしました。 日本政府は,炭素税を導入すべきである。 なお投票時点からの文言の変更はありません。同日,英語推薦論題についての検 討も行われ,以下のワーディングを推薦することにいたしました。 Resolved: That the Japanese government should impose taxes on carbon dioxide emissions. <論題の背景> 近代文明は,人類の生活環境を飛躍的に向上させる反面,環境・生態系に甚大な変化をもたらしつつあります。その典型は,二酸化炭素の排出による地球温暖化問題です。この論題案は,快適な生活と環境保護のバランスという大問題をとりあげ,欧州などで例のある,二酸化炭素排出への課税・課徴金制度である「炭素税」導入の是非を問うものです。想定される肯定側議論としては,炭素排出量を削減することによる環境の保護,新しい税源の確保などがあります。否定側は,企業・個人への 経済的な負担,税負担の公平性,公害輸出の問題などがありえます。 投票の詳細 ---------- 個人会員一人あたりの票数 = 1.0 (小数点2位以下切り捨て) 団体会員票総計(1×20+2×15+4×10+13×5)÷個人会員数144 =1.076 A) 炭素税 95.0票 (団体 1×20+2×15+2×10+2×5=80 個人 15×1.0) B) 犯罪報道 45.0票 (団体 0×20+0×15+2×10+2×5=30 個人 15×1.0) C) 北朝鮮 22.0票 (団体 0×20+0×15+1×10+0×5=10 個人 12×1.0) (参考:投票率 - 団体会員9/20 個人会員32/144) 今回も多くの方々に御投票いただき,誠にありがたく存じます。 なお今回より推薦論題策定方法を若干修正し,有志によるリサーチ担当班を三つ のグループに分け,国内マクロ・国内ミクロ・外交の三つの各エリアより推薦案 を出す形式にいたしました。その結果,大変時事的かつヴァラエティに富む候補 が出そろったとの意見を多数頂くことができました。これはひとえに,以下の有 志の皆さまの御協力あってのことです。委員会一同,謹んで御礼申し上げます。 石井恒至さん(国内マクロ班) 杉森功太郎さん 福井絵美子さん 溝渕展章さん 赤津義信さん(国内ミクロ班) 須田雄介さん 東條寛さん 森杏花さん 山本貴子さん 石井大輔さん(外交班) 高橋剛弘さん 松浦亮輔さん 他にも,青沼智さん 廣江厚夫さん 常富勇人さん 筧一彦さん 中原士郎さん 安達瞳さん 桑田康生さん JDAでは今後とも有志の皆さまとの御協力の下,よりよい推薦論題を発表できる よう努力する所存です。今後とも御支援・御意見を何とぞよろしくお願い申し上 げます。 JDA論題検討委員会 矢野善郎 Fr. Scott Howell 鈴木健 瀬能和彦 臼井直人
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