2006年度前期推薦論題決定のお知らせ



 

皆さま

日本ディベート協会(J.D.A.)論題検討委員会は,学生・社会人 有志の皆さまの立ち会いの下,去る2月4日に会員投票を集計し,論題文言について検討を加えた結果,以下のように推薦論題を決
定いたしました。

「日本政府は, 弾道ミサイル防衛システムの導入及び開発を一切放棄すべきである。」

同日,英語推薦論題についての検討も行われ,以下の文言を推薦することにいたしました。

Resolved: That the Japanese government should abandon all attempts to develop and to acquire all ballistic missile defense systems.

※ 英語の文言が若干修正されていますので御注意下さい。具体的な変更点は以下の通りです。
1. “any and all attempts” → “all attempts” (any and all でも all でも意味上の違いがほとんどないため)
2. “to develop and/or acquire” → “to develop and to acquire” (and/orでは 肯定側は abandon all attempts to develop, acquire, or develop and acquire という3つの立場を取りうるため)
3. “ballistic missile defense systems” → “all ballistic missile defense systems” (弾道ミサイル防衛システムの導入・開発を「一切」放棄するというニュアンスをより明確にするため)

なお, 日本語と英語の論題は, あくまでほぼ同じ領域を持った別個の論題とご理解下さい(それ故,英語論題の解釈は,日本語論題によって必ずしも制限されず,逆もしかりです)。

投票の詳細
A) 弾道ミサイル防衛   96 票 (団体 1×20
+2×15+1×10+4×5=80 個人 16×1=16)
B) 診療報酬の自由化   37票 (団体 0×20
+0×15+1×10+2×5=20 個人 17×1=17)
C) 性犯罪者公開制度   29票 (団体 0×20
+0×15+1×10+1×5=15 個人 14×1=14)
D) 代理母・着床前診断 17票 (団体 0×20
+0×15+1×10+0×5=10 個人 7×1=7)

個人会員一人あたりの票数 = 1.0 (小数点2位以下切り捨て)
団体会員票総計195(1×20+2×15+4×10
+21×5)÷有効個人会員186=1.04…
(参考:投票率= 団体会員12/26 個人会員
29/186)

今回も多くの方々に御投票いただき,誠にありがたく存じます。今回も,多くの有志の方にご協力いただき,大変ユニークな論題案を揃えることができました。有志の皆さまに,委員会一同,謹んで御礼申し上げます。

JDAでは有志の皆さまとの御協力の下,よりよい推薦論題を発表できるよう努力する所存です。様々なディベート界をつなぐ架け橋の役割を果たす大切な公共財である,推薦論題作成へのご協力を今後ともよろしくお願い申し上げます。

JDA論題検討委員会
師岡淳也(委員長) 久保健治 Fr. Scott Howell 矢野善郎

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