2007年度前期推薦論題決定のお知らせ





 JDA会員の皆さま

日本ディベート協会(J.D.A.)論題検討委員会は、学生・社会人有志の皆さまの立ち会いの下、去る2月14日に会員投票を集計し、論題文言について検討を加えた結果、以下のように推薦論題を決定いたしました。

国際連合は国際連合憲章を改正し、日本国、インド、ドイツ連邦共和国、ブラジル連邦共和国のうち一カ国以上を安全保障理事会常任理事国に加えるべきである。


※ 日本語の文言が若干修正されていますので御注意下さい。具体的な変更点は以下の通りです。
1. 手続きを明確化するためと、拒否権を与えるかどうかを肯定側プランの裁量のうちに含めるようにする
ため、「国際連合憲章を改正し」を挿入する。
2. 用例の多さに基づき、「一ヶ国」を「一カ国」と直す。
3. 国名を公式名称に直す。

同日、有志の方々で英語論題についての検討も行われました。御参考までに記載します。

The United Nations should add to the permanent members of the Security Council one or more of the following nations: Federative Republic of Brazil, Federal Republic of Germany, India, or Japan.


※ 英語の文言が若干修正されていますので御注意下さい。具体的な変更点は以下のとおりです。
1. 前回からの通例に順じて、"Resolved: That"をはずす。
2. 「国際連合憲章を改正し」に相当する英語部分は、冗長性を防ぐために試案では案からはずす。
3. 国名を公式名称に直す。

なお、日本語と英語の論題は、あくまでほぼ同じ領域を持った別個の論題とご理解下さい(それ故、英語論題の解釈は、日本語論題によって必ずしも制限されず、逆もしかりです)。

投票の詳細
 A) 死刑廃止 46.6 票 (団体 0×20+1×15+0×10+5×5= 40 個人 11×0.6=6.6)
 B) 国連安保理改革 57.8 票 (団体 1×20+1×15+0×10+3×5= 50 個人 13×0.6=7.8)
 C) 核燃料再処理 29.8 票 (団体 0×20+1×15+0×10+2×5= 25 個人 8×0.6=4.8)
 D) インフレ目標値 6.0 票 (団体 0×20+0×15+0×10+0×5= 0 個人 10×0.6=6.0)

 個人会員一人あたりの票数 = 0.6 (小数点2位以下切り捨て)
 団体会員票総計 115(1×20+3×15+0×10+10×5)÷有効個人会員 181=0.635…
            (参考:投票率= 団体会員 11/26 個人会員 22/181)

今回も、多くの有志の方にご協力いただき、大変ユニークな論題案を揃えることができました。以下の有志の皆さまに、委員会一同,謹んで御礼申し上げます(順不同)。

朝香 雄二  新井 千晶  安藤 温敏  今泉 真紀  伊藤 慎悟  上原 伸幸
大野 正春  春日 宏紀  住澤 寛史  関口 聡   滝井 麻衣  中村 尋
廣江 厚夫  古矢 潔高  村上 明   安井 省侍郎 山田 かおり 山岸 慧

JDAでは有志の皆さまとの御協力の下、より良い推薦論題を発表できるよう努力する所存です。様々なディベート界をつなぐ架け橋の役割を果たす大切な公共財である、推薦論題作成へのご協力を今後ともよろしくお願い申し上げます。

JDA論題検討委員会

田島慎朗(委員長)久保健治 師岡淳也 Fr. Scott Howell 矢野善郎


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