第2回委員会結果 日時:平成8年11月28日 19:00~出席者:臼井、瀬能、矢野、小野、安井(以上委員)山村、三浦(NAFA) 1.まず、環境負荷に対して、企業に負担を≠゚るエリアについて
環境税(炭素税)について TIDL,NAFA関西のリサーチを検討。利益として、二酸化炭素による温室化を防ぐ、などが考えられるが、日本一国のプランで、どの程度解決できるのかが不明。弊害としては、公害輸出、経済の悪化等が考えられるが、税金はすでにあるので、固有性に欠ける。あまり有望でないということになりました。 リサイクル TIDL,NAFA関西のリサーチを検討。ペットボトルなどのリサイクルでなく、ドイツなどで実施されているような、車のリサイクル、など、大型工業製品のリサイクルをプランとして考えてみた。利益としては、ゴミが減る、(ゴミ公害)、電池からの水銀などのような有害物質による公害を防ぐ、資源の保護、などがあり、弊害としては、リサイクル価格が製品に転嫁されることによる日本の製造業の国際競争力の低下による経済の悪化、鉄鉱石や石油、などを輸出している発展途上国の輸出の低迷による経済的影響等が考えられます。 建設廃材、医療廃棄物などのリサイクルも別途考えることができます。 いくつか有望なプランを想定した、もう少しつっこんだリサーチを継続することとしました。 2.福祉関係事業の営利企業の参入自由化について
病院の株式会社化NAFA関東のリサーチを検討。利益としては、資金が集まる、サービスが良くなる、中小の病院が淘汰されて効率化する、より高度な治療が受けられるようになる、など、弊害としては、弱者の切り捨て(儲からない客には医療をしない)、倫理的に医療を営利化するには良くない、中小病院が淘汰されるなど。 具体的なプランでは、医療法第7条で、病院の経営は医者に限られている等という参入規制を廃止するというのがよいのではないか、となりました。 参入を自由化することによって発生する競争により、サービスの向上や、医療費の抑制が期待できるが、反面、弱者の切り捨てが発生する、などの問題があります。 もうすこし、具体的にリサーチしてみることとした。 老人福祉事業の参入自由化 さまざまな参入規制により、大きな資本が導入されず、経営的に貧弱、設備も貧弱な施設が多く、施設そのものも足りない。また、競争原理が働いておらず、介護費用が非常に高い。 参入規制を撤廃することにより、福祉ビジネスに大きな資本と、価格競争を導入し、サービス、設備の向上、価格の低下を図る。 反面、弱者の切り捨て、いきすぎた経費の削減による治療水準の低下、などが起きる可能性がある。 具体的に、どのような規制がこのエリアにあるのかを調べ、具体的プランと、それぞれの利益、弊害のリサーチを行うこととした。 リサーチの分担
リサイクル:TIDL, NAFA関西、NAFA東北病院の営利化、福祉事業への参入自由化:NAFA関東、NIEF, FIDL次回委員会
次回委員会は、平成8年12月12日(木)19:00~ SJハウスに開催されます。興味のある方は、ぜひお越しください。オブザーバー、リサーチャー大募集!!!
プロポ委員会では、広く審議を公開することによって、プロポの策定にいろいろな意見を反映させたいと考えています。委員会は、どなたでも参加することができます。 また、リサーチに関しても、できるだけたくさんの人にプロポの策定に関わっていただくことにより、いろいろな意見を反映し、また、次世代を担う人材を育成していきたいと考えています。 ぜひ、ご参加、ご協力お願いします。 直接次回委員会へ来ていただいても結構ですし、jda@kt.rim.or.jp あてメールくださっても結構です。 安井省侍郎@プロポ委員
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