第6回プロポ委員会報告
小野 剛@プロポ委員長です。プロポ委員会報告です。 次のプロポ委員会(おそらく最後になるでしょう)は、 12/22 (月) 夕方 7:00〜 上智大学構内 SJ ハウス で行ないます。委員・団体会員代表のかた、よろしくおねがいします。 また、オブザーバーの出席は随時歓迎です。どなたでも結構です。事前にemail で小野にご連絡ください。 また、今回のプロポ委員会におけるトピックに関して、建設的な提言・有用な情報の提供があるとうれしいです。以下の報告を是非読んナみてください。情報提供は JDA-ML でもいいし 小野に直接ふっていただいても結構です。 ------------------------------------------------------------------------------ 前回のプロポ委員会について: 12/11 (木) 夕方 7:00〜 上智大学構内 SJ ハウス 以下の領域について話された: 0 特殊法人や現業の民営化 0 警察の強化 0 アジア地域政策 0 医師/患者関係 ---------------------------------特殊法人や現業の民営化 (発表:NAFA) 議論としてはできそうだ、という結論になったが、 - 特殊法人の民営化/廃止は、すでに細部検討段階にあるので、 inherency が怪しい - 郵政以外の話で、肯定/否定のバランスがとれたものがない - 限定が書けにくい。本当に必要のない特殊法人などを肯定側が 一つだけ見つける、などの小さなケースが続出しそう ということで、今回は見送りということになった -----> 打切。来年になり、行政改革のゴタゴタがひとまず収まった段階で また考えてみよう。 ---------------------------------医師/患者関係 (発表:KJDL) 医師と患者の関係をよいものにするため、医師になんらかの情報開示義務を追わせる政策の命題。 ガンの告知の是非・Informed consent・カルテ開示などが全て含まれるような命題がよい。(どれか一つだけだと狭すぎる)「医師の裁量権を制限すべきだ」という方向のワーディングがよいだろう 文献としては、NEG マテとなる 医師の側の意見で書かれたものもあるはず(医師会の出している雑誌など)だが、次回までに確認しよう、ということになった -----> 否定側のリサーチ継続。ワーディングの詰め ---------------------------------アジア地域政策 (発表:NAFA) ブロック経済的な相互関係を日本を含む東南アジア諸国のあいだで作ることの是非を問う命題。 主語を East Asian economy などとして、 East Asian economy should establish a Free Trade Area などというようにしたり、 A Free Trade Area should be established in the east asian regionとすると、workability に関する困難を回避できるだろう。 Free Trade Area がテクニカルタームとして、ある特定の条件を示唆するものなのか、調査する必要がある。国際問題用語の辞典をあたるべきだろう。 東アジア/東南アジアなどとやったときに、具体的になんの国が入りなんの国は除かれるのか?台湾と中国の取扱いは? ----> 国を限定する修飾子の選定、'Free Trade Area' の概念の明確化 など ---------------------------------警察の強化 凶悪な犯罪が増加している昨今、警察の果たす役割を大幅に拡大して、治安をまもろうという命題。 肯定/否定の議論ができるだろう。治安 v.s. 警察国家の弊害(プライバシー保護、自由の制限など)という基本ラインができるはずだ。 どこまでの範囲を含むプロポにするのか。例えば、「警察の権力を強化する」とだけ命題に書くと、オトリ捜査の容認(犯罪対策)も高速道路での速度違反の取締り強化(交通警察)もドウレツで入ってしまう。バランスに問題ない形にまとめる必要がある。 警察の「権力」を端的に表す英語表現はなんになるのか? ====> ワーディングの選定、バランスの取れた領域の選定をリサーチする 小野 剛Tsuyoshi ONO, Software Lab., Architecture Laboratories, SONY Corp.E-mail: ono@soft.arch.sony.co.jp
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