去る7月18日に東京代々木のオリンピックセンターで行われた第5回JDAディベートセミナーにて安井省侍郎氏と共に講師を務めさせていただきました。今回のセミナーは34名もの参加があり、また新潟、四国、九州など遠方からの方もおられ、ディベートに対する関心の高さを改めて感じさせられました。
プログラムは例にならって、午前中は講議を中心にディベートの考え方について学んでもらい、午後は4〜5人一組のチームを8つ編成し一試合していただきました。今回は、午前中の講議にビデオ鑑賞（「朝まで生テレビ」、神田外大学生の模範ディベート、など3本）を取り入れ、ディベート理論に関する講師の講議は必要最低限に留めました。
また午後のプログラムでは、安井氏と私に加えてJDA副会長の鈴木健氏と理事の師岡淳也氏、それに遊びに来ていた米国ウェイン州立大ディベートコーチの小西卓三氏に試合準備のアシスタントおよび試合のジャッジ・講評をお願いしました。試合の論題は「サマータイム制導入の是非」を使いました。一時間弱と限られた準備時間にも関わらず、エキサイティングな試合が展開され講師として大変感激しました。
セミナーの最後に、受講者の方からの感想、要望等を拝聴する時間を少し取りました。午前中の講議でのビデオの使用はおおむね好評でしたが、「ビデオ鑑賞の時間がもう少し長くてもよかった」「試合のビデオを最初から最後まで見たかった」（今回は時間の都合で一部のみお見せしました）といった受講者の方もおられました。今回のセミナーが2回目の参加という方もおられ、「中級者対象のセミナーも開催して欲しい」といった声も聞かれました。また遠方から来られた受講者の方からは、「どうせ東京に一泊するのだから一泊二日の形式のセミナーも企画して欲しい」「是非関西エリアでも開いて欲しい」、といった御意見も頂きました。今後の課題としたいと思います。
（あおぬま さとる JDA理事 神田外語大学講師）
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