第21回JDA ディベートセミナー報告


 
講義風景


試合準備風景

 2002年8月25日に行なわれた第21回JDA One-dayディベートセミナーの報告をさせていただきます。
 今回の参加者は33名でした。毎度ですが、今回も山形、滋賀、愛知、静岡といった遠方からの参加者がありました。午前の講義は臼井直人さんに講師をお願いし、午後のインストラクタは臼井さんに加え瀬能和彦さん、飯田隆浩さん、是澤克哉さんにお願いしました。午後の練習試合の論題は「日本は未成年者の携帯電話利用を大幅に制限すべきである(*全ての未成年者が携帯電話・PHSを所有することと継続的に借用することを禁止する*勤労者が職務上必要な場合についてのみ、例外規定を設けてよい)。」を使用、身近な論題のせいか、議論の噛み合った試合が多かったようです。アンケートでは、楽しかったという感想が多く、講義も具体的でわかりやすかったと大好評でした。
 次回のセミナーは11月3日に開催する予定です(担当は安井省侍郎理事です)。皆様のご参加をお待ちしております。

JDA理事(セミナー担当)篠 智彰

参加者アンケート結果


○具体的に説明することの難しさを痛感しました。よい動機づけになりました。(大学教員)

○とてもレベルの高い試合だったなと思いました(初心者にしては)。午前中の授業も短時間で、とってもわかりやすかったです。参加してよかったです。(フリー司会)

○初めて体験して非常に充実した内容だった。ディベートの面白さと難しさを同時に感じ、もっともっと訓練が必要だと実感した。担当のインストラクターの方も親切で分かりやすいコメントをしてくれた。(大学教員)

○短時間で相手の言うことを理解し反論を考えなければならないので集中力が要求されることがわかった。(会社員)

○大変具体的で分かりやすかったです。特に立論の立て方など書き込みながら準備できるフォーム(レジュメ14、15ページ)があったのは助かりました。

○初めての体験でしたが大変楽しく学ぶことができました。緊張して本日を迎え今日も一日緊張しましたが参加してよかったと思います。(高校教員)

○受けてよかったというのが率直な感想です。初心者だったのでディベート何かということが良く理解できたと思います。ディベートに興味がわきました。

○勉強になりました。(会社員)

○論理の組み立て方やノートの取り方など具体的な話が多く役立った。(会社員)

○初めての体験で大変楽しかったです。やってみると頭が混乱してしまって何がなんだか分からなくなり大変でした。(会社員)

○大変有意義でした。(会社員)

○言いたい事が言えなかったり貴重な体験をした。(大学生)


○刺激になりました。昔、少し参加していたのですが引越してきてからはずっとディベートに触れる機会がなく寂しかったです。今回参加してstimulateされました。(大学生)

○具体的でわかりやすかった。(会社員)

○とても難しく思いましたが楽しかったです。今回1回きりではやはりつかみきれないものなので、続けたいと思います。(会社員)

○大変役に立ちました。(大学教員)

○ディベートの難しさをつくづく感じた。自分の言いたいことを短時間でいかに言うか?時間配分はどうすべきか?などが特に難しく、もっと練習をしなくてはならないと思った。(大学生)

○ディベートの楽しさが少し分かった。相手の意見を聞く能力が不足していた。理論構築を短時間で組み立てるのは難しかったが非常にためになった。(自衛隊)

○楽しかった。ルールを覚えることでもっと楽しくなるかも。(病院)

○実際に自分達で試合を体験することにより、よりディベートの内容がよく理解でき楽しく受けることが出来たと思う。(会社員)

○実際に試合をしてみると難しかったが、午前中の講義の内容がよく理解できた。立論を構築するので精一杯で反駁がうまくできなかった。

○おもしろかったです。思ったよりずっと緊張しましたし上手く話せませんでしたが「反ばく」する場合の精神的負担も思ったよりずっと少なかったです。もう少し体験して見たいです。(大学教員)


○基本的なディベートの流れについて理解できました。またVTR教材を使用することにより臼井講師のポイントも効果的に分かりました。ディベートの練習試合はよい経験でした。瀬能サブインストラクターのフィードバックがとても参考になりました。ありがとうございました。(会社員)

○入門書を読んでも分からない部分が分かりました。特にノートの取り方は参考になりました。機会を見つけてディベートをまた実施したいと思います。(会社員)

○テーマを聞いたとき肯定側の考えしか思い浮かばなかったのですが、チーム分けで否定側になってしまいました。が試合の準備をしているうちに否定の考えになってきたので、いかに浅い考えで物事を判断していたのかと反省しました。ディベート初体験の感想としては楽しかったのですが、チーム制であったので言いたい事をチーム内に伝えられなかったというストレスが残りました。(会社員)

○言いたい事と言えた事をズレが大きい。メモが全く取れない。まとめるのはムズカシイ!(会社員)

○レジメは非常に分かりやすかった。時間の問題もあると思うが、ビデオは第二反駁まで見られると良かったと思います。実際に自分で通して行なってみることでイメージがつきよかった。繰り返し行なうことが重要だと痛感した。判定の説明もわかりやすかったです。(病院)

○臼井先生の説明は大変面白く分かりやすかった。(つぼ八の例など)身近な話題を取り上げながら内容を説明するやり方はよいと思います。(会社員)

○議論・討論は好きなのでいろいろな立場から考えたり意見を聞いたり言ったりすることが楽しかったです。ただ制限時間内で意見をまとめていうことがとても難しかったです。自分は第二反駁を担当したのですが、2分間の中で反論を用意することが、フローシートの書き方が悪かったのもあるかもしれませんが、難しかったです。奥深いなと思いました。続けないとわからないことも沢山あるなと思いました。(高校教員)

○今回のセミナーは、私にとって大変有意義なものでした。ディベートをはじめて体験し、大変感動しました。こんなにおもしろいものであるとは思っても見なかったからです。短い時間に情報を処理して伝えるという、スピード感がたまらなく心地よい。頭がフル回転しているのがわかります。ディベートを通じて頭が鍛えられると思いました。今回のセミナーを通じて、ディベートについて少し知ることが出来ました。これからディベートを始めて、そのおもしろさをもっと知りたいと思います。(会社員)

○多少予習をしていきましたが、実際の模擬試合の中ではうまく主張できませんでした。少ない時間の中で、相手の主張・反論を予想し、議論に耐えられるかどうかを判断するとともに、一定の時間内で、論拠を明確に、説得力を持った主張をすることの困難さを改めて思い知りました。今後、さらに勉強して行きたいと思います。ありがとうございました。(公務員)

以上
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