最近のJDAは元気です。会員の皆さんの更なる協力を得てもっと元気にしていきたいと思います。どんな形で参加していただけるか列挙してみます。 1.日本語ディベート大会 3月の大会はすっかり定着しました。さらに今年は9月にも大会を開きます。やはり、ディベートは実際にやってみるのが一番です。学生時代にESSで活躍した人も「昔は…」なんて言ってないで出場してください。社会人になって始めた人もぜひ腕試し・他流試合をどうぞ。ディベート甲子園の出場生徒のコーチをしている先生方も自分でも出場したいと思っているはず。もちろんジャッジや裏方としての協力も大歓迎です。 2.ディベートセミナー トーナメントに出るのはまだちょっと、という人は一日セミナーに参加しましょう。東京での第1回、第2回に続いて今後東京以外での開催も計画しています。これでディベートの基本を学び、トーナメントに出るパートナーも見つかるかもしれません。ディベート経験豊かな会員の方にはぜひ講師をお願いします。 3.推薦論題の選定 年2回の推薦論題の選定はJDAの重要な仕事ですが、一般会員の方は自分とは関係ないところで決まってしまうとお考えかも。投票だけではなく、その前の候補の選択から協力してください。プロポジション委員会のほうに論題のアイデアを送ってみましょう。余裕があれば論題の適性を検討するための調査に協力してください。委員会は東京でしか開いていませんが、最近は電子メールでの議論も盛んです。いつでもどこからでも参加できます。 4.ニューズレター このところ年4回のペースで発行され、情報満載です。実は、巻頭言の執筆が遅れ気味で毎回、安井編集長に迷惑をかけているところです。あなたのディベート論、体験談、なんでも投稿してください。皆さんの記事がどんどん集まれば、編集長から「会長、今回はスペースがないので巻頭言は遠慮してください」と言ってもらえます。電子メールのメーリングリストJDA-MLのほうは高校生・大学生のディベーターから「大御所?」といわれる方まで活発に発言があります。ニューズレターは速報性はありませんが、JDA-MLに登録していない会員も多く、保存性に優れる印刷メディアも重要です。ぜひあなたの声をニューズレターに。もちろん、編集の協力も大歓迎のはずです。 5.研究活動 普及・教育活動にくらべて研究活動はまだまだこれからです。前号のニューズレターの理事会報告でも触れている "Argumentation: East and West" は今年度学術振興会の補助を受けることができず開催を見送りましたが、来年度の開催に向けて補助金の再申請をしているところです。また、来年は学術振興会の補助がなくても小規模な研究大会を開催できないか検討中です。ぜひ会員の皆さんに研究発表をお願いしたいと思います。ディベート教育、トーナメントディベートの指導などの実践研究はいかがでしょうか。もちろん大会のテーマである「議論」に関連する研究であれば、従来の学問領域(コミュニケーション、哲学、政治学など)に関係なく発表していただける予定です。口頭発表はどうもとか、来年まで待てない、という方はニューズレターに論文を投稿してください。投稿希望が多くなれば『研究紀要』のようなものを独立して発行できると思います。こちらも、研究大会の運営への協力なども大歓迎です。 以上、私個人の希望も含め個人会員がどのようにJDAの活動へ参加していただけるか考えてみました。これ以外にも皆さんの方からこういった形で参加したいという声もお寄せください。会長の井上まで連絡いただく場合は、下記までどうぞ。 〒810-8560 福岡市中央区六本松4-2-1 九州大学言語文化部 井上奈良彦 研究室電話 092-726-4667 自宅FAX 0940-32-8320 電子メール inouen@ilc.kyushu-u.ac.jp
(いのうえ ならひこ 九州大学助教授)
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1997年度に実施された各種ディベート大会の結果の一覧です。 | |
1998年9月13日に開催される、ディベート大会の実施要綱です内容、応募方法等を掲載しています。 | |
ディベートに関するアカデミックな論文です。 | |
1998年3月に開催されたディベート大会の決勝の速記録です。 | |
常葉学園短期大学でのディべート授業の内容の紹介です。 | |
編集後記 |
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