会員の皆様、2000年を迎え日本ディベート協会も新たな時代への進んでいくことをご報告させていただきます。 先日の理事会で今年度の基本方針を決定しました。引き続き電子メールなどを通じて検討を加え、できるだけ早く皆様のご承認を得たいと存じます。ここでは、その一部を紹介させていただきます。 まず、今年度の最大のイベントは第1回の東京議論学会議の開催です。鈴木副会長を中心に準備は着々と進んでいます。ディベートの教育・研究を使命とする当協会が、その基礎となる議論という現象について広く内外の英知を集め研究大会を開催できることは大きな成果です。 役員人事については、2000年を節目に私は会長を降り新しい体制をと考えていました。しかし、他の理事と相談するなかで、8月に東京議論学会を控えその準備や閉会後の残務など控えているので、役員の大きな交代は適当な時期ではないと判断しました。当協会の改革は今年度を準備期間として、私がお世話させていただき、来年度から新しい体制にということになりました。 改革の一つとして、会則の全面改定を進めています。現在の会則は(ご覧になっていない方もあるかと存じますが)詳細すぎる面があったり、部分改定を重ね整合性を欠く面があったりしますので、全面改訂を行い簡素で実情に合ったものにする予定です。この新しい会則には、支部に関する規定を設けます。現在は、セミナーや大会など活動がどうしても東京中心になっています。今後は、可能な地域から支部を設け、まずセミナーの開催などから取り組むことによって東京以外の地域での活動を活発にしていきたいと存じます。今まで東京での活動には縁遠かった皆様も、ぜひ支部の設立・活動に参加していただき、当協会の発展にご協力いただきたいと存じます。各地域の事情に合わせた活動を考えてください。 (いのうえ ならひこ 九州大学助教授) |
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○特集 第一回議論学国際学術会議 | 8月に開催される学術会議の特集です。 |
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各種英語、日本語ディベート大会の結果です。 | |
○JDA活動報告 |
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○JDAからのお知らせ |
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寄付 |
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○8月には、鈴木委員長以下、実行委員会が長い間かかって準備してきた第1回の国際学術大会が開催されます。ご関心のある方は、是非ご参加いただきたいと思います。 ○大会結果の一覧を御覧頂けるとわかりますが、日本語ディベート大会の隆盛が著しいことがわかります。大会数でもいずれ逆転が起きるかもしれません。 ○私がディベートを始めた時はもちろん(もう12年も前!)、今年、第6回が開催されたディベート大会が発足した当時は、大会のタイトルが、「日本語ディベート大会」だったことからわかるように、日本語の本格的なアカデミック・ディベートの大会はありませんでした。それから5年経って、JDAの秋期ディベート大会が開催された時には、大会名が単なる「ディベート大会」となっていたことからわかるように、ディベートは日本語で行うものになってきました。隔世の観があります。 ○今回で私の編集としては最後のニューズレターになりました。年4回という発行ノルマだけは果たしたのの、内容は・・・いかがでしたでしょうか。次号からは新たな編集者を迎え、新しいニューズレターとしてお手元に届くと思います。2年間の留学から帰ってきた時に、日本のディベート界がどのようになっているか、楽しみです。(安井) |