日本ディベート協会について 



日本ディベート協会(Japan Debate Association 略称JDA)は ディベート活動の普及・発展を推進することを目的として1986年3 月に発足しました。(日本ディベート協会規約

ディベートとは、一定のルールに則って行われる対立形式のコミ ュニケーションです。参加者は、ある命題(論題)について調査・ 分析を行い、肯定・否定の二つの立場に分かれて論理的な議論を展開し、主として第三者を説得することが目的です。ディベートは、 社会の様々な場面での意思決定に有効であるばかりでなく、教育・ 訓練の場においては、論理的議論の進め方、批判的思考、問題の調査・分析、口頭発表などのコミュニケーション能力の育成に活用さ れています。

このようなディベートとディベートに特徴づけられる思考やコミ ュニケーション能力は今日の社会において不可欠のものです。国際的なコミュニケーションの場にあっては、日本にとって何が最良の選択であるのかを見極め、その選択を主張し擁護しなけれ ばなりません。日本の社会の中にあっても、外国人との意見や立場 の違いに対応するには、対立点を明らかにし論理的に議論すること が要求される機会も多いでしょう。また、日本人同士にあっても、 個人の価値観が多様化してきた現代にあっては、以心伝心的コミュ ニケーションは必ずしも効果的ではありません。現代日本に人にと っては、お互いの価値観や意見の相違を明確にし、そこから、論理 的な議論をかわすことによって様々な問題を解決していく能力が不 可欠になります。

ディベートおよびディベート教育の必要性は、日本においても何 度も叫ばれながら、まだ日本の社会に根付いたとは言い難いところ です。ディベート活動の健全な普及発展のためには、全国のディ ベート研究者・実践家が協力し、各地の活動を支援し、意見交換を 行い、さらに活動を広げていかなければなりません。そのため、本会では次のような活動を行います


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